2018年7月、ボルボV40 T3に試乗してきました。聞いたこと感じたことをメモします。
2019年2月、V40 T5 Rデザインを購入しました!こちらも参考にしてください。
【ボルボ V40】良い点ベスト5&妥協点
聞いたこと
- ボルボはシートからクルマを設計していく
- 安全性のために乗員室には強い鉄が使われている
- 側面衝突されたときを想定して拳ひとつぶんのスペースがとられている
- 故障は減ってきている
- リアのヘッドレスト取れない
感じたこと
皆さんの参考にもなれば良いですが、かなり主観です。基本的には試乗することをオススメします。
- 車格感。車幅は広めだが、全長が短い。日本車にはないサイズ感。
- 見せてもらったのは17インチホイールのモデル。SUVに大きなホイールを履かせる流行に比べると地味で押し出し感は弱い。迫力が欲しい人にはオススメしないが、個人的にはバランスがとても良いと感じた。
- エクステリアデザインは曲線多め。フロントは普通だが、リアのオリジナリティあふれるデザインは素敵。
- リアシート。足元空間は広くはないが、シートのたっぷり感があるのと、ガラスルーフ付きのモデルだったのですごく開放感があった。大人の長距離は勇気が必要かもしれないが、小柄な人や子供なら十分快適といえそう。
- 後から気づいたが、リアシートのサポート感は前席と似ていた。どの席に座っても同じ快適さを感じられる。
- リアシートはリクライニングしないので、角度が気に入らないことがないか要注意。
- リアドア。開閉操作は軽いが、閉まり音は悪くない。エントリーモデルとはいえさすがはプレミアムブランドといったところ。
- 運転席。シートがすごくしっかりしていて、体を包み込むようなサポートが心地良い。試乗中に最も印象深かったのはシートだった。長距離運転時の疲れを軽減してくれそう。
- フロントドア。剛性に寄与する厚みのあるドアはやや重め。閉まり音も良い音。
- ペダル。マツダ車のオルガン式に心打たれていた僕は、吊り下げのV40にそこまで期待していなかったのだが、完全に裏切られた。吊り下げでも運転姿勢はいたってナチュラルで、ペダル運びもいたって自然。
- フロントパネル。インターフェースはシンプルでわかりやすい。
- ナビゲーションとオーディオはパネルのダイヤルで操作する。あまり細かくは触れなかったが、操作しているところを見る限りは目立ったクセはなさそうだった。
- パーキングブレーキ。古典的なレバー式だが、ここは好みの問題か。以前も書いたが、個人的には電気式よりこっちが好き。
- アイドリング。意識して聞いたのは車内のみだが、エアコンの風量が強めでしっかりの聞くことはできなかった。ただ、振動は無し。
- ブレーキ。自然なタッチ。強すぎず弱すぎず。ナイスなブレーキ。
- アクセル。過激さはないが不足感もない。ターボの性能が良いのか。ミニバンと比べたら当然だが「速い」と感じられた。加速時のエンジン音も気持ち良い。
- マニュアルモード。パドルよりレバーでシフトするのが個人的に好きだが、このレバーでのシフト操作が絶妙に気持ちよかった。変にストロークせずクリック感だけ。ストロークがあるとチェンジが中途半端になることがあるが、クリック感だけなので確実さがある。また、変速のスピードも早くスムーズ。
- ロードノイズ。十分静かだし、静かすぎることもなく気にならなかった。気にならないことが優秀といえる。
- 視界。これは良いとはいえない。アクセラよりはマシかな?という程度。リアにはセンサーがついているので、駐車はしやすいかも。
- 車幅感覚。ノーズが長い割にボンネットが見えない。車幅が掴みにくいというほどでも無かったが、ノーズの先がどうなっているかはあまりわからなかった。
- ハンドリング。軽めのステアは女性を意識したものか。あまりハードに切る場面は無かったが、ボディ剛性の高さが安定を感じさせてくれた。
- 先進装備。発進時から前の車に追従、かつ標識を認識するレーダークルーズが高性能。側面後方の他車を知らせるBLISも優秀。2018年のスバルと同等ではないかと思う。
- アクセサリー。ホイールはかなりいろいろ種類があるようだが、エアロパーツなどは少なめ。
点数をつけるなら
- 楽しさ ★★★★☆
- 上質さ ★★★★★
- 快適さ ★★★★☆
- 安全性 ★★★★★
- 利便性 ★★★☆☆
- 経済性 ★★☆☆☆
こんな感じです。走りは刺激的ではないけど剛性感の高い車体を過不足なく操れるのは快感です。室内も決して広くないですが、サポートが極上のシートは長距離でも快適に過ごせると思います。そして何よりオシャレで質感が高い。誰にでもオススメできるクルマです。
それではまた。