2018年2月にマツダ CX-3のガソリンモデルである「20S」に試乗してきました。聞いたことと感じたことをメモします。
聞いたこと
- 他のSUVのように、ユーティリティ性や広さに主眼を置いていない。
- エクステリア、インテリアともに、ロードスターのようなシンプルさとボリューム感を意識している。
- CX-5やデミオのほうがよく売れる。CX-3を選ぶのはデザインやスポーティさを求める人。
感じたこと
皆さんの参考にもなれば良いですが、かなり主観です。基本的には試乗することをオススメします。
- 車格感。コンパクトカーのデミオと同じシャシーだが、長いノーズとボリュームのあるフェンダー、18インチホイールなどによって小さく見えない。
- エクステリアデザイン。文句なしのカッコよさ。フロントやリアデザインももちろん良いが、サイドのボリューム感とプレスラインが素晴らしい。
- リアシート。足元空間はお世辞にも広いとは言えないが、視点の高さからかアクセラよりも開放感があるように感じた。身長170cm台になると長距離はキツそうだが、小柄な人や子供なら十分快適といえそう。
- リアドア。開閉操作は軽く、閉まり音もアクセラよりは少し軽い。インプレッサG4よりは良い音かな、といった程度。
- 運転席。かなりスポーティだったアクセラとほぼ同じタイトさ。上級グレードにはシートヒーター、ステアリングヒーターに加えメモリー付きパワーシートが付いて超快適。
- フロントドア。操作感も閉まり音もコンパクトカーの次元ではない。上質。
- ペダル。こちらもオルガン式採用で足の運びが良い。このおかげで運転姿勢に余計な力が一切かからない。マツダ車のドラポジは本当に素晴らしい。
- フロントパネル。友人が昔乗っていたS15シルビアを彷彿とさせる丸型のエアコンルーバーに加え、ソフトパッドが随所にあしらわれてなんともオシャレ。
- ナビゲーションやオーディオはセンターコンソールのダイヤルで操作するのだが、あまりいじくらなかったので快適さは評価できず。
- パーキングブレーキ。古典的なレバー式だが、ここは好みの問題か。個人的には電気式よりこっちが好き。
- アイドリング。暖気前は明らかにノイズがあるが、暖気するとほとんど音がなくなる。振動も、暖気前後でずいぶん違うのだが、気になるかは人によるかなと思う。自分は大丈夫。
- ブレーキ。強めに効くがタッチに違和感はない。
- アクセル。車重の軽さもあってか低回転からグイグイ加速する。また「SPORT」モードをONにするとエンジンブレーキも強くかかり、スポーティなドライブがより楽しめる。何より、初めて乗った自分でも違和感なく操れるのが好印象。
- ロードノイズ。そこそこ入ってくるのだがうるさいというほどではない。風切り音がやや強く出ている気がしたので、もしかしたら高速道路ではノイズの音量が上がるかもしれない。
- 視界。サイドミラーが大きめで、アクセラよりも少し広いかなという感じ。スバル車の視界と比べるとかなり狭い。運転にあたっては不足感はないが、後退時にやはり気になりそう。
- 車幅感覚。ボンネットが盛り上がっていてちょっと不思議なフロント視界なのだが、驚くほど車幅がつかみやすい。もともとコンパクトだからつかみやすいということなのかも。
- ハンドリング。これは相当に気持ちいい。ステアリングの重さ、サイズ、車体の動きと、その動きのつかみやすさ。軽快さと上質さを同時に感じられる。
- アクセサリー。もともとがカッコ良いのであまりエクステリアに付け足す必要がない。LEDバルブなど光り物くらいか。また、リモコンスターターがあるのは個人的に嬉しい。
点数をつけるなら
- 楽しさ ★★★★★
- 上質さ ★★★☆☆
- 快適さ ★★☆☆☆
- 安全性 ★★★★☆
- 利便性 ★★☆☆☆
- 経済性 ★★★☆☆
こんな感じかな。リアシートは女性か子供なら快適といえそう。個人的には運転の楽しさが重要なのでめっちゃ魅力的です。奥さんはマツダのブランドを低く見ていて否定的なのが残念。。
こんな人にcx3をオススメ
よくわかんないけど、こんな人かなぁ。
- クルマは相棒。
- アウトドアよりドライブが好き。
- 他人と同じじゃつまらない。
- 体を動かすのが好き。
後記
試乗した日は晴れていたのですがものすごく寒くて、エクステリアをじっくり見たいけど寒くてしんどいなー、という日でした。
こんな日にはやっぱり、リモコンエンジンスターターやシートヒーターがあったら快適だろうなーと思います。CX-3ではステアリングヒーターも選べるので、そこまでいったらホント至れり尽くせりですね。
価格はそこそこですが内装もオシャレだし、魅力的なクルマです。
それではまた。